アルコールの入手が難しい。この状況はここ数ヶ月続きそうだ。
そこで代替する手段を考えなければならない。
塩素系漂白剤を低濃度に希釈して使用するのも方策であるが、アルコールと比べて手間がかかるし、濃度の管理を適切に行う必要がある。また塩素を扱うことでリスクもある。
そこで水(蒸気)だけでほとんどの素材に活用できるスチームクリーナーを活用してみてはどうだろう?
ケルヒャーなどのメーカーから発売されているが、Webサイトを見てもどれを選ぶか迷ってしまう。そんなときにジャパネットたかたのWebサイトで見るのも方策。同社が実際に使用して家庭で使いやすい、効果があると認めた機種に同社独自の付属品をセットして販売している。
https://www.japanet.co.jp/shopping/steam-cleaner/catslist/ATINLP000000000015712/PDWJD0206676/
(↑実際に購入して自宅で使っている機種)
100度の蒸気で汚れを吹き飛ばしたり浮かせて布に移らせたりするため、アタッチメントが重要となる。そこでどれを組み合わせて何をクリーニングするかを予めセットしてある同社のモデルがわかりやすいと判断。
100円ショップで布を買ってきてアタッチメントに付けて床専用、ズボンやスーツ専用、カバン専用などと使い分ける。食卓の椅子は小麦粉やら食べかすが落ちているものだが、これも布部分、木組みの部分ともかけられる。MDFやポリエステル塗装の家具や机は問題なさそうであるが、積層合板はどうだろう? 無垢の家具にも避けたほうがいいだろう。
スチームクリーナーの共通の使用感として、かけたものがつるつるになる(汚れが落ちているだけでなく)ということが実感できる。
地べたに置くことが多い仕事用カバンや出張で持ち歩く旅行用キャリーなども蒸気を当てた布で汚れが落ちる。ドアノブや手すり、靴の裏などにはアタッチメントを使わず蒸気をそのまま当てれば良い。ただし靴底の接着剤などが浮いてしまうこともあり得るので自己責任で。
ネクタイや毛布、車の座席などもケルヒャーを書けてみたが問題はなかった。かけたあとはふっくらとする感じがあって気持ちがいい。特に拭き取りの必要はなかった。
除菌についてはメーカーWebサイトでも効果はあるとしている。
https://www.kaercher.com/jp/home-garden/steam-cleaners.html
これについては実際に使用してみて実感できる。処理後がつるつるするということは脂質などの有機物が減少するということでありウイルスや細菌の増殖がしにくいことにつながるのではないかと推察。
洗剤不要で二度拭きや乾燥が要らないスチームクリーナーは水と電気のみで作動する。アルコールの入手が難しいいま、家庭用のスチームクリーナーを事業所に置いておくのも悪くないのではないか。
※記事には科学的な根拠はありませんが、実感があるので書いています。手すりや階段、床への使用は広範囲なのでアルコール使用は困難。意外と壁面も汚れているのでアルコールでは歯が立たない。そんなときに力を発揮するでしょう。さらにカバンやスーツ、キーボード、車のハンドル、シートや携帯電話にも使えましたが長時間当てることは避けてください。材質や当て方によっては影響が出ることがあるかもしれないのであくまで自己責任でお願いします。
まずこちらをご覧ください。基本対策「コロナ禍の経営危機を乗り切る」