経営のサポートメニュー(できること)

これまで行ってきたご支援からご要望の多いメニューを一部ご紹介いたします。
大きく分けて次の4分野があります。

1.経営課題の解決

民間事業者(個人事業所、法人事業所、NPO、一般社団法人を対象に、特定の課題の解決に向けて相談/訪問/協議等を行います(2回~6回程度を想定)。

(1)経営理念の再構築

・変わること、変わらないことを見極めつつ、ビジョン、ミッション、パーパスを整理して簡潔でわかりやすい理念を構築。フレーズに落とし込むとともにそれを浸透させる行動計画まで。
・ソーシャルの関係性が重視される時代、理念を掲げて実行する姿勢が人材を惹きつけ、経営力の強化につながるとともに、ぶれない経営で資本利益率の改善、収益性の向上につながります。

(2)経営計画策定の助言(社内で作成したものを外部の視点との協働作業で磨き上げる)

・SWOT分析の実施と取り組みの方向性の整理(経営戦略の基本ですが、特に強みの抽出を誤っている場合が多いことに気付きます。3年先までの行動を抽出しますが、それらは随時修正していくもの)

(3)製品・商品・サービスなどの企画開発

・誰にどんな価値をどのように提供するかというコンセプトづくり、食品やサービス内容の提案、進出する市場等)

(4)情報発信

・チラシやWebでの打ち出し方や発信、プレスリリースなど
・コンテンツ作成支援(見出し、本文、写真等のイメージ作成)

(5)ハードやソフトのリニューアル時のコンセプト策定

・リニューアルに際してコンセプトを再構築することで変化がわかりやすくイメージの浸透に有利です。

(6)人材育成、雇用確保、組織風土の変革

・非公式組織の風通しが経営品質や離職率の低下につながる反面、定例会議でPDCAサイクルを回すことを意識すると形骸化してしまいがちです。個人の満足度と組織のチーム力を高めることは働きやすく働きがいのある職場づくりに向けて社員の願いでもあります。

(7)健康経営

・公的機関の提唱する健康経営とは異なる独自の視点です。それは組織の健康と個人の健康の両立をテーマとしています。
・組織の風通し、会議の短縮や省略、それ以外の非公式の意思疎通の改善、社員のストレス軽減に向けての助言、時短に向けての課題の抽出等。
・場合によっては、精神面の健全性を保つ瞑想や呼吸法、マインドフルネス、ストレスマネジメントの視点を中心に個人のやりがいと組織の生産性を高める取り組みをおすすめします。
・私自身も10代とほとんど体型が変わらない、タバコを吸ったことがない、見かけが若い、どんなに忙しくても自ら進んで時短調理(手間をかけずにありあわせで手料理をつくる)ことや梅干し、梅酒づくりといった伝統的な加工食品をつくることも長年実施している経験から健康についても実践的な視点から呼びかけるものです。

(8)事業継続力強化計画(BCPよりもっと簡単)づくり

・数十ページのマニュアルを繙いて緊急事態に対応はできません。
・必要最小限の備え(すべてをカバーしないで保険対応や協力先の確保など他力も求めます)を考えて毎週1回は3分程度の訓練を行うことを提案しています。
・サプライチェーン、地形、ハザードマップ、交通体系等から数枚の紙にまとめて実践できうる内容をつくります。そのことがいざというとき助けになると信じています。

費用についてのご提案

例えば、数百万円を予定していた投資が不要になった、毎年1%の利益率改善につながった(売上高4億円の企業で年4百万円のキャッシュフローの増加)など費用対効果をお考えいただくと必要性が理解できると思います。Webサイトの作成に30万円を支払うのに疑問はない(それさえほんとうにそうですか? そんなにかかりませんよ、たった数千円でも効果がある方法がありますよ、などとお伝えできます)、銀行の利息に年間2百万円支払っていることを仕方ないと思われているのに財務の改善ができれば金融スキームの改善も可能でしょう。有能な従業員が次々と辞めていく状況で経営者の心理もズタズタとなります。そんなときにスポットでの数十万円を躊躇されるのは費用対効果や支援成果が不明なためでしょう。そこで以下のご提案をいたします。

費用は、初めての事業所様で初回のみ1万円/時間と別途交通費37円/kmをご提案します。お試しとはいえノウハウを提供するので有償で体験していただくことでご納得いただけると考えています。

時給2千円相当の正社員が10人参加する会議があるとしたら少なくともその会議には2万円以上の費用がかかっています。人間でも病気になったときは医療を受けますが、その費用は保険がなければどれだけかかっているでしょうか? 塾や予備校のようなソフトにどれだけかかっているでしょうか?

よく知られたコンサルティングファーム(特に大手)に依頼されて後悔されている事業所を少なからず知っています。分厚い報告書はすばらしい体裁で重みがありますが、中小企業・小規模事業者が取り組むべき課題は1つか2つというのが私の経験です。それはできないから2つしか取り組まないのではなく、成果を出すために課題を絞りこむという積極的な理由からです。私はコンサルタントではありません。国家資格の中小企業診断士です(一般社団法人 徳島県中小企業診断士会会長)。あくまで中小企業・小規模事業者の伴奏者でありたいと考えます。

外部の知恵を必要に応じて廉価に導入することで会議の生産性を高める(もしくは会議を短くできること、回数を減らせること)は費用の削減と生産性の向上につながる意義あることではないでしょうか。

※補助金申請に係る書類の作成代行は行っておりませんが、国、県、自治体等の補助金審査を行っている立場に相反しない範囲で助言を行うことは可能です。

2.顧問契約

顧問と言葉は好きではないのですがわかりやすいため記していますが、縁の下の力持ち=伴奏者であり、困ったときの相談者でありたいと考えます。

外部でありながら内部の一員として経営戦略やマーケティング、マネジメントを事業所様とともに考えます。必要なときに内部の議論を引き出すために問題提起や問いかけを行い、まとまらないときは根拠に基づく意見を述べます。

意思決定や判断の支えとなるだけでも経営の労力は軽減されます。もちろん経営層だけで経営層だけではなく課長などのマネージャー級、場合によってはパートタイマーなど現場と意思疎通することが主な役割です。もちろん法律で課せられている守秘義務があります。

相談されていたら不要な投資や機会損失、人材の去就などを防げたかもしれないと気付かされることがあるため、若手社員を1人雇用するよりも廉価な費用で知恵や感性を活用していただける方策です。

事業所様の規模によって金額は変えています。月1回訪問の5万円~といたしております(売上高1億円未満の事業所様については月額3万円で1~2事業所様に限りご対応いたします)。半年程度で見直しを行い話し合いにより継続せずに円満に伴走を解消いたします。

3.勉強会・セミナーの開催

 参加者や主催者から事後にいただくご意見ご感想は、以下のとおりです。


・わかりやすい、論理的だが感性面の言葉が紡がれている。
・生きた経営のトピックで実践している経験が伝わってきた。
・ソフトな語りかけでムダな言葉が少なくすっと入ってくる(大げさな語り口は嫌いですから静かに語り掛けています)。
・時間を遵守して内容を伝える。
・図解資料の提供が理解を助けている(説明者の話法を入れてページ数がかさむPPTを印刷したような資料は避けています)
・時間によっては、ワークショップやグループ討議など参加者のアウトプットや気付きを促す時間を後半に行います。ただし付箋をペタペタ貼って作業を行うのではなく気付きと意思疎通の実践を行うことが主目的です(成果よりも過程)。

具体的なテーマ例

経営理念の役割と大切さ、浸透を諮る、社風の改革に向けて

SWOT分析に基づく経営戦略(強みを見据えて潜在ニーズを見いだし解決に向けての3年程度の行動計画)

会議、意思疎通の改善、リーダーシップ、中間管理職の課題解決、職場環境の改善、組織の生産性向上、個人の生きがいと幸福の実現に向けて

会計、管理のマネジメント、月次予算実績管理、投資、返済とキャッシュフローの考え方、

キャッチコピー、本文などの物語、コンテンツ作成支援

WebマーケティングとWeb活用、ブログやSNSとの連動、手描きチラシ作成等の発信

観光振興、四国巡礼、インバウンドマーケティング、まちづくり、中心市街地活性化

特産品開発、商品開発、販路開拓

プレスリリースの留意点

中小企業・小規模事業者にできる災害対策(事業継続力強化計画)

上記のように、ほとんどのテーマで対応できます。一例として徳島商工会議所の創業塾や小松島商工会議所のセミナーをご覧になればおわかりになるように、ほぼすべての経営事項をカバーできています。中小企業・小規模事業者に必要な項目に絞ったもので年間数千円で公式Webサイトを運用する方策など実践的です(無料サービスは中止や広告の挿入、個人情報の利用等の可能性があるため使いません)。
・全10回の講座例(各2~2.5時間。前半の座学、問題提起、後半の少人数グループでの討議、最後のまとめ)が短く感じられます。創業塾、経営革新や販路拡大、後継者育成などのタイトルは違っていても基本は同じです。
・創業塾は毎年60~80人が参加し募集開始する前から申込があるもので、参加者は塾修了後も相互に顧客となったり連携したりと成果は未来につながっていくものです。知識(インプット)+チームでの議論(アウトプット)が信頼、自信、ネットワークづくりにつながっています。

→ 徳島商工会議所 創業塾2019年カリキュラム(予定)

→ 小松島商工会議所 後継者養成講座2019年 チラシ表 チラシ裏(カリキュラム)

これまでのセミナー・勉強会の実績(一部)もご参考にどうぞ https://www.soratoumi.com/keiei/koen.htm

4.行政関係

(1)第三セクターの経営改善

地域の観光振興拠点、地域資源を活用した製品の企画販売を行う第三セクター等の役員、総務省の第三セクターの経営改善のガイドラインに基づく経営改善計画の策定等の業務を多くこなしてきた経験があります。

(2)観光振興

・地域資源を活用した観光振興(エコツーリズム)等の報告書、プラン作成、拠点整備の企画からメニュー開発まで支援を行っています(具体的な事例は口頭で申し上げます)。
→ 南阿波アウトドア道場(初版でのコンセプト構築)

(3)まちづくり・中心市街地活性化

・四国4県における中心市街地活性化基本計画認定に向けての物語づくり、個別事業の課題解決を行ってきました。集客拠点の整備、市場や直売所の併設などの事例も多く扱っています。

(4)産業廃棄物処理業における診断

・経営改善が求められる事業所で診断計画書を作成します。

(5)委員会、審査会等への参加

・国、県、市町村、公益財団法人等で意見を述べたり審査、採点、評価を行います。

〔これまでの審議会、審査員、調査員、プロジェクトマネージャー等の公職等〕https://www.soratoumi.com/keiei/index2.htm

 ほんとうに大切なことは目には見えないといいます。経営とは目に見えないところの動きやノウハウで成果が決定づけられています。ご検討ください。